お知らせ
2021.01.01
新年のご挨拶
令和3年の年明けを迎え、お客様、協力会社の皆様、関係各位の皆様より賜りました旧年来のご支援、ご厚情への深い感謝と共に、謹んで新年のお慶びを申し上げます。
昨年は、新型コロナウィルス感染症が予想をはるかに上回る勢いで拡散し、感染者は24万人を超え、死亡者は3500人に上る事態まで陥ってしまいました。そのため東京オリンピックの中止や官僚の不祥事、芸能人の不倫や自殺等、暗いニュースが多く日本が全体的に落ち込んでいくような錯覚を感じ、明るいニュースを思い返そうとしますと、藤井聡太八段や大坂なおみ選手等の活躍もございましたが、コロナ情報に埋もれてしまったような印象を受けてしまいます。
今年は、コロナ禍の状況が改善することなく続き、経済環境にも様々な影響が多く出てくることが予想され、再び緊急事態宣言を要請する話も出ています。昨年の建築業界は工事の中止や順延、発注者側の売上ダウンに伴う工事の見送り等により、売上が軒並み落ち込む状況となりました。また公共施設の新築工事や住宅着工の減少に伴い、競合他社と価格競争など厳しい状況下に置かれ、民間事業は年度予算内の増改築や補修改修工事にまわせる分は減少していく事も考えられます。しかし土木業界では、年々激甚化する自然災害に対するインフラ整備や維持保全は順次計画され、後回しにすることが出来ないため、引き続き人材確保は急務です。
奇しくも今年の干支は辛丑で、「我慢」「これから発展する前触れ」等の意味があるそうです。西郷隆盛が詠んだとされる漢詩の一説である「耐雪梅花麗」(雪に耐えて梅花麗し)のようにこの世界的苦難を耐えて乗り越えた先には大きく見事な成長があると信じて、我慢の時期にはエラーを限りなく少なくし、好機に花咲かせるための準備をする。今年はそのような一年にしたいと思っております。
お客様、協力会社の皆様、関係各位の皆様が無病息災で飛躍するために芽を育む一年となります様、心よりお祈りいたします。
本年も、より一層のご支援を賜ります様、社員一同お願い申し上げます。
令和三年 元旦