【FST工法】

【FST工法】技能の向上

安心できる確実な施工体制

FST工法の施工にあたっては、万全で確実な施工を実現させるため、2日間にわたる講義と実技講習を受けなければなりません。また、講義と実技の試験を受け、これに合格したもののみが「FST工法技能士」として認定されます。
 
このFST工法技能講習会をご紹介しましょう。

【FST工法の講義】

1、既存の「注入技術の問題点」および「FST工法の決定的優位性及び安全性」
a.「開口部注入ノズル」と振動ドリルを使用すると、一層浮き構造体の空隙層にすら樹脂が充填されないことを論証。

b. 開口部注入ノズルの問題を解決するべく開発された「底部注入ノズル」による樹脂注入の把握。

c. 上記のような問題点のすべてを解決したのがFSノズルであることを、 仮想デモプレートで検証。


2、空隙内への適正樹脂注入量の算出
a. 実際のモルタルに45二丁タイルを貼付けたカット・モデルを用いて、どれだけの荷重がアンカーピン1本当りにかかるかを算出し、その算出方法の計算の説明。

b. 上記で算出したカット・モデルの最低荷重に、エポキシ樹脂を半径1cm広げた時の接着強度の把握および必要最低荷重に対し、何倍の接着強度が得られているかを計算。

c. カット・モデルにおいて、穿孔長10cm、穿孔径6φ、エポキシ樹脂注入径3cmを広げた場合の一層浮き構造を想定。その接着強度を計算。

d. さらに、実際の注入ガン器を使用した場合、上記注入量を注入するには何ストローク必要となるかを計算。

e. 上記をもとに穿孔長10cm、穿孔径6φ、エポキシ樹脂注入径3cmを広げる場合、多層浮き構造体(3層浮きとする)での適正樹脂注入量の算出方法。

f.  空隙層の調査に使用する「空隙ゲージ」を使用した穿孔穴内部の浮き状況の把握方法。




【FST工法の実技】

1、FSノズルの分解および組立て
2、FST工法用ドリルを用いてのタイル面の穿孔実習
3、FSノズルを用いた注入およびピンニング実習





【FST工法の試験】

1、FST工法の基本的な内容や機械の取扱いに関する筆記試験。
2、FST工法のT-2ドリル、面取り作業、FSノズルによる注入と範囲の広い実技試験。